TV Record(レコード・テレビ)は5月28日(木)、日本での配信をHD画質へと移行し、日本国内でHD配信を行う初のブラジル放送局となりました。日本とブラジル間の外交関係樹立120周年を記念するこの年に、TV Recordは日本での投資地盤を固めるさらなる一歩を踏み出したことになります。

約100人の著名な企業家やソーシャルメディア関係のジャーナリスト、公人、外交官が会場となったオークラアクトシティホテル浜松で華やかな記念式典に参加しました。ゲストとして、在浜松ブラジル総領事のジョゼ・アントニオ・ゴメス・ピラス大臣、主席領事のパウロ・アマド氏、副領事のジョゼ・コヘイア・アシオリ氏、ブラジル銀行東京支店ゼネラルマネージャーのヒカルド・セイショ・ゴヤ氏の姿も見られました。

ジョゼ・アントニオ・ゴメス・ピラス大臣は「たくさんの世代のブラジル人と同様、TV Recordは私の幼年期と青年期の一部であったため、個人的に、HD放送が日本で受信できるようになったことに大変満足を覚えています。60年以上の歴史を誇るTV Recordはテレビ史の一部ですし、今日においても、ブラジル国内及び海外でも主要な放送局の一つです。世界中でTV Recordを受信できますが、番組面や技術面で常に高品質が保たれています。」とTV Recordのこれまでの道のりを式典で称賛しました。

総領事はまた、日本人向けのポルトガル語教育番組「ブラジルのテレビ番組から学ぶブラジル文化・ポルトガル語講座」などブラジル人と日本人との交流に貢献するテレビ局の取り組みを紹介し、「TV Recordを通じて私達は遠い祖国に近づくことができ、また、私達の文化を日本に紹介することもできるのです。」とブラジル人コミュニティにおける役割を強調しました。

TV Record Japãoは日本からオセアニアに渡るすべてのポルトガル語圏のコミュニティに番組を配信し、インターネット上での加入者数は増加の一途です。現在、「日出ずる国」には多くの機会とより良い人生を求めて旅してきた約18万人のブラジル人が住んでいます。

記念式典に誇りを持って臨んだTV Record Japãoの豊永ローザ局長は、テレビ局が視聴者に寄り添う姿勢を貫いてきたことを強調しました。「日本で放送を開始してからTV Recordは常に視聴者に配慮し、全世界をカバーすることが可能な最新のシステムを開発してきました。今日、番組配信はFiber TV (ファイバーテレビ・IPTV)とRecord Streaming(レコード・ストリーミング)を通して、誰もがいつでも、どこからでも情報やエンターテイメントにアクセスできるようになっています。」

TV Record Japãoは24時間いつでも、どこからでもライブ番組がストリーミングやモバイルアクセス(携帯電話、パソコン、タブレットなど)で視聴できる、唯一のポルトガル語圏のテレビ局です。また加入者のために、これまでに配信されてきた番組を視聴できるビデオオンデマンド機能も提供しています。

TV RecordのHD配信開始は、局が日本に向ける努力と信頼性を反映しています。TV Recordグループはしばらく前からインフラ、配信、そして局へのアクセス関連で強力な投資計画を行なってきました。それらはすべて、日本在住のブラジル人やポルトガル人、そしてポルトガル語圏の言語と文化に関心を持つ日本人と密接につながるために他なりません。

Record Internacional(レコード・インターナショナル)のマルセロ・カルドゾ社長も、「私達は日本のブラジル人コミュニティが非常に貴重な存在であると信じています。そのために私達はここにおりますし、この国に大きな敬意を抱いています。私達は、日本のポルトガル語圏のコミュニティを信じていますし、TV Recordはそのコミュニティの維持に貢献します。」と強調しました。

マルセロ・カルドゾ氏はまた、7月開催のパンアメリカン競技大会トロント大会、2016年開催のリオデジャネイロオリンピックなどのTV Recordが放映する大型スポーツイベントや、局の看板番組も併せて紹介しました。「皆様方とその全てを共有できるのはこの上ない喜びです。私達の文化継承と日本のブラジル人コミュニティ保持のために、TV Recordは力を惜しみません。」

.